ほかの方のレビューにもあるとおり、短編映画を思わせるチャプターが挿入されています。
そのせいか、前半はなんとなく暗め。
後半明るい屋外でのシーンもありますが、こういうシーンを多くしたほうが良かったのでは?
と思いました。
チャプターは全部で10。
冒頭(チャプター1)ショートフィルムのような演出があり、屋内で黒のノースリーブを着用したイメージ(チャプター2)へ。
長谷川恵美作品ではよくあるノーブラの衣装のようですが、胸元へのきわどい接写などはなし。
チャプター3は薄いピンクの下着風衣装。後半までミント色のキャミソールを着ているので
胸はよく見えず。
一部お尻のアップもあるものの全体的に接写はほとんどなし。
チャプター4はケイゾクかアンフェアのような屋上でのシーンが冒頭にあり、その後唐突に制服(夏服)へ。
スカート、ブラウスを順に脱ぎ白系のビキニへ。動きは少なく、ポーズも工夫に乏しい。
チャプター5は紫のビキニ。バーのカウンターの上に座ったり、ポーズをとったり。
チャプター6はノーブラでクリーム色のタンクトップ着用。しかし、他作品でみられたヨガ(ストレッチ)の方が刺激的だったように思います。
側面はパックリと開いているので横乳は見られますが、やや物足りず…。
化粧水を塗ったり、飛び跳ねたりするだけでなく、きわどい演出があれば、と思いました。
チャプター7は倉庫のような場所で赤のビキニで地面に寝転がる。
チャプター8は公園でジョギングやバドミントン。衣装はジャージからピンクのビキニへ。
お尻を写そうとしたカットもありますが、光の加減でよく見えず。
チャプター9は赤のビキニで砂浜に寝転ぶ。
チャプター10はベージュのワンピース水着(しかし露出度はあまりビキニと変わらず)を着用。
黄色の紙テープの上に寝転ぶ。テープが邪魔に感じられます。
チャプター11は白のワンピースから白のビキニへ。
胸の谷間も含めてボディラインをゆっくり見られますが、ポーズは寝ているだけで接写もほとんどなし。
チャプター11はショートフィルム風にエンディング。
特典映像はインタビューと明記んで構成されています。
20代、ということで大人っぽい作りにしようとしているのかな、とは思えます。
追憶、というタイトルからもアートっぽい雰囲気を感じますが、チャプターと明るいチャプターが混在していて、
まとまりの悪さも感じられます。
女優さんやモデルのDVDならかなり頑張っている、と評価されると思いますが、
これまでもノーブラなど衣装の面でいろいろ試している長谷川恵美にしては平凡な出来。
変にアートっぽくなっている分評価も下がるかもしれません。
大人っぽい作りにしているせいか動きが乏しいチャプターが多いのも難点。
それならそれで、胸やお尻をもっと接写するとか、ポーズで色っぽさを出すとか工夫が欲しいところ。
ただ寝ているだけでは魅力的な画になりません。
長谷川恵美の他の作品を持っているならあえて本作は買わなくても、と言う程度の出来だと思います。